日本人男性の7割は何らかの形で包茎の悩みを抱えていると推測されています。包茎の程度にもよりますが包皮が亀頭を恒常的に覆っていることで、亀頭の成長が妨げられて十分な大きさに成長できないなどの弊害がもたらされることが明らかになっています。
いわゆる短小とよばれる状況ですが、ペニスのサイズや見た目がコンプレックスになり異性との付き合いに消極的な姿勢の原因となっていることが少なくありません。このような悩みを解消するのが包茎手術で抜本的に見た目も機能面も一変させることです。しかし性器の手術なので痛みへの心配は根づよいようです。
包茎手術で亀頭増大する方法
包茎手術には余分な包皮をメスで切除して、縫合するのが一般的です。余計な包皮を取り除くことで、亀頭を露出させることでカリ首の部分も外部に出てくるのでそれなりのサイズアップ効果を期待できます。
しかし亀頭のサイズをアップさせることを主目的にした包茎手術では、別のアプローチが採用されているのが特徴です。亀頭増大手術を単独でもしくは従来から実施されてきた包茎手術と併用する形で実践される傾向があります。それではいかなる形で亀頭増大手術が行なわれるのかが問題になります。
一般的には亀頭増大はコラーゲンやヒアルロン酸などのたんぱく質を注射器で注入するという方法が採用されています。コラーゲンやヒアルロン酸は人体の細胞にも含まれるたんぱく質のことで、皮膚の真皮層にも豊富に分布しています。
人体にも含まれている物資なので安全性が高く、現在日本国内で医療用に承認されているのは、1981年にアメリカのFDA(アメリカ食品医薬品極)で承認されたものが1987年に日本でも厚生労働省の承認を得たものです。
たんぱく質であるため注入後、同化吸収される傾向がありますが、最近では吸収性が調整されて長期間サイズアップが維持することも可能になっています。
亀頭増大手術は痛みは大丈夫なのか
亀頭増大手術で気になる痛みの問題は、コラーゲンヒアルロン酸などの注入時と、併用されることがある方系手術の痛みの二つの局面を想定する必要があります。前者のコラーゲン注入などは、具体的には注射をすることになりますが、なにぶんペニスへの施術になるので腕などに注射する場面とは異なって、痛みへの不安が大きいのが現実です。
クリニックではそれぞれの施設で痛みを抑制するための、無痛治療を実践していますが、具体的取り組みとしては麻酔薬をしみこませたテープを注入箇所周辺に張ることで、麻酔効果をもたらし施術中の痛みを感じることがないように配慮する等の対策がとられています。
ところで包皮を一部除去する包茎手術を併用するときは、メスによる切開の有無により痛みの程度は違ってくるので場合分けして検討する必要があります。まず切開を極力回避して医療用糸で牽引するような術式では身体への負担が少なく痛みの心配も少ないようです。
これに対して亀頭直下縫合手術などのように包皮の除去を含む包茎手術は、メスによる切開を伴うので痛みは不可避です。そこで注射による局所麻酔に先立って麻酔薬をしみこませたテープ麻酔などを併用することもあります。
亀頭増大手術に使用される物質の安全性
亀頭増大手術で注入されるのは、人体にとっては異物にあたるのは確かです。そこで問題になるのは注入される物質の安全性です。亀頭増大では医療用コラーゲンやヒアルロン酸のほか、アクアミドなどが採用されています。
コラーゲンやヒアルロン酸は元来人体にも存在するたんぱく質の一種なので、安全性が高いとされています。しかし増大効果をあせるばかりに、注入すすぎるとペニスへの負担になり炎症や血流不足になるなどの可能性もあります。安全性が高いといっても、安全な注入量にとどめることが大切です。一般的には2-4mlの範囲が安全な目安とされています。
ところで亀頭増大にはアクアミドという、コンタクトレンズにも使用される素材が使用されることもあります。コラーゲンなどと異なるのは人体に吸収されることがないので、同化吸収によるサイズダウンなどのデメリットを心配することがない点とされてきました。
他方で体内に存在しない異物であるためアレルギー反応がでてしまったり、内容物が漏れ出して血流障害をひきおこした、などの弊害が指摘されています。どの素材で亀頭増大を行なうかは安全性と効果を踏まえて判断することが重要です。
まとめ
亀頭増大は単独で行なわれることもあれば、従来から実施されている包茎手術を併用することもあります。現在亀頭サイズアップのために用いられているのは、コラーゲンなどのたんぱく質を注射するというものです。しかしペニスへの施術になるので痛みの問題が残ります。
亀頭増大のためには、テープをしみこませた素材を事前に貼ることで痛みを抑制する対処が実践されているようです。注入される物質は、コラーゲンなどは安全性が高いものの同化吸収されるのは確かです。
化学物質は安定性がありますが、アレルギなどの課題も抱えます。亀頭増大は安全性と永続性を踏まえながら、どの方法を選択するか判断することが重要です。